音楽ではよく「〇〇と▲▲のコラボレーション」とか「A フィーチャリング B」
なという表現が使われることがありますよね。
あと、カラオケなどでも
「△△ with ▼▼」や「デュエット曲」などの表現も使われていますよね。
カラオケとなれば、「ドュエット」や「ドュオ」の使い分けも気になりますね。
これらの表現、どれも同じ様な意味に聞こえますが、実はちゃんと違いがあるんです!
ここで違いを整理しておきましょう。
コラボレーション フィーチャリング withの違い
コラボレーション(以下コラボ)の元々の意味は ”異なる立場や人による共同作業”、または ”その成果のこと” です。
ですが、日本では「意外な組み合わせ」といったニュアンスを加えて使われることが多いです。
例えば、歌手が女優と「コラボ」して曲を出したり、
曲風が異なるアイドルとロック歌手が「コラボ」して曲を出すなどの例を言います。
(ページ下部で、ヒットコラボ曲をご紹介します。)
次にフィーチャリングですが、
この言葉は1990年代から使われるようになってきたもので、
「2人のアーティストの共同作業」という意味で使われます。
そして、ここに注目!
コラボと違い、フィーチャリングは2人の立場において上下があるんです!
例えば”Mr.A フィーチャリング M.B”
となっていたとします。
フィーチャリングは、どちらか一方がゲストという扱いになるので、後に出てきた名前の方が上の立場ということになるのです!
つまり、この例ではMr.Bの方が立場が上ということになります。
もうひとつ、 with という表現も時々見かけますね。
これも1990年代に入ってからよく使われるようになりました。
「with」は「フィーチャリング」と同じ意味で使われます。
ちなみに、テレビやラジオで「フューチャリング」と言っているのをよく耳にしますが、正しくは「フィーチャリング」です。
英語のスペルはfeaturingです。
未来を表すfeautureと読み間違えたのがそのまま広まってしまった様です。
デュエットとは何が違うの?
コラボ、フィーチャリング、withの違いが分かりました。
その他に耳にするのが、「デュエット」と「ドュオ」ではないでしょうか?
カラオケに行くと「デュエット」という項目があったり、
しつこく「デュエットしようよ~」なんて言われた方もいるかもしれません。
実は、昔はコラボ曲のことを全て「デュエット」と呼んでいたのですが、
今は、
男性ボーカルと女性ボーカルの組み合わせのことを「デュエット」と呼ぶようになりました。
男性同士、女性同士の組み合わせになると「ドュオ」と表現します。
ヒットコラボ曲をご紹介
コラボ、フィーチャリング、with、
そしてデュエットとドュオの違いがお分りいただけたかと思います。
ちょっと懐かしいものも含め、ヒットコラボとフィーチャリング曲をご紹介しておきます。
何度聞いても素敵です^^
<久保田利伸 with ナオミ・キャンベル>
久保田利伸とナオミ キャンベルは同じマンションで知り合いだったことから実現したそうですよ!
<中山美穂 with WANDS>
アイドルとバンドの組み合わせ
<コブクロ featuring. 綾香>
綾香さんがゲストという扱いですね。
<EXILE ATSUSHI featuring. AI>
ATSUSHIさんとAIさんのフィーチャリング
まとめ
いかがでしたか?
それぞれの違いがお分かりいただけたかと思います。
最後にまとめておきますね。
<コラボレーション>
日本では「意外な組み合わせ」といったニュアンスとして使われることが多い。
(例)
歌手が俳優と「コラボ」して曲を出す。
曲風が異なるアイドルとロック歌手が「コラボ」して曲を出す。
< フィーチャリング>
「2人のアーティストの共同作業」という意味で使われる。
どちらか一方がゲストという扱いになり、”Mr.A フィーチャリング M.B” の場合、Bの方が立場が上。
<with>
上記、 フィーチャリングと同じ意味で使われる。
<デュエット>
男性ボーカルと女性ボーカルの組み合わせのこと
<ドュオ>
男性同士、女性同士の組み合わせのこと。
お読みいただきありがとうございました。