お寺から住職交代の連絡が来ました。
「晋山式」という式をするそうです。
晋山式とはどんな事をするのでしょうか?
御祝いの金額はどの位が相場なのでしょうか?
どんな服装をしていくべきでしょうか?
式に行けない場合はどうすれば良いのでしょうか?
晋山式、実際に私が経験してきましたので、今回はこんな疑問を解消します。
寺の住職交代 晋山式とは何?
僧侶が新たにその寺の住職になったり、住職交代のためにとりおこなわれる御祝いの儀式のことを晋山式といいます。
読み方は「しんさんしき」です。
いわゆる「就任式」や「赴任式」ととらえれば良いでしょう。
住職は頻繁に代わるものでもありませんので、晋山式自体がそうあることではありません。
30年~40年に1度程度の頻度でしょう。
その為、本山や近隣の寺院などから多くの住職が来て盛大に儀式が執り行われることが多いです(寺院によります)。
檀家も、祝儀を持って参詣します。
儀式は本堂で行われます。
一般的に、儀式の後に「祝斎」と呼ばれる会食が開催されます(別日の場合もあります)。
そして、祈念品が配布されます。
ちなみに私が出席した際はお数珠でした。
晋山式お祝いの金額はどの位?
ここで悩むのが、「御祝いをどの位包んで行けば良いのだろうか?」ということですね。
これは日頃、寺院とどの位の付き合いがあるかによっても変わってきます。
ご縁が深い場合、5万円を包む方もいますが、
年に数回程度のお付き合いなら2~3万円お包みするのが一般的です。
夫婦で参列する場合は5万円程度の方が多いです。
会食もあることを考えると、あまり少ないと肩身が狭くなってしまいます。
会費制で行う寺院もあります。
その場合、会費がいくらかにもよりますが、お祝いとして会費とは別に5000円~1万円包んでくる方も多いです。
会費制の場合は、世話人がいらっしゃると思いますので、別途どの位お包みするか尋ねてしま
うのが良いでしょう。晋山式自体、頻繁にあることでもありませんし、分からなくて当然ですので、 尋ねることに問題はありません。
晋山式お祝いの袋の表書きは?
ご祝儀袋の表書きは「晋山式御祝」「御祝い」どちらかで良いでしょう。
水引はあっても無くてもどちらでも大丈夫ですが、水引を付ける場合には紅白です。
御祝い事ですので結び切りでも問題はないですが、花結び(蝶結び)が良いでしょう。
結婚の御祝い用の熨斗のついた金封は使いません。
(↓こういう袋の事です)
お寺のご祝儀には熨斗は付けないと覚えておけば良いでしょう。
晋山式にはどんな服装で行けばいい?
一般的に晋山式は結婚式に出席するのと同程度と考えれば良いでしょう。
最低限、スーツにネクタイを着用しましょう。完璧なのは、礼服(白ネクタイ)です。
祝辞を述べる立場なら礼服は必須です。
輪袈裟や数珠があるとより完璧でしょう。
(輪袈裟をスーツの上に着用した画像は⇒こちら)
女性の場合は、着物がベストではありますが、お呼ばれにふさわしい、スーツやワンピースなどの正装なら問題ないでしょう。
パールのネックレスやイヤリングをつけると完璧です。
いくら結婚式出席と同程度でも、肌を多く出す衣装はやめましょう。
私が参加した時は、女性は下の画像の様な、ワンピースの上に襟無しのジャケットを羽織っているファッションをされている方が多かったです。式典ではジャケットを着用、食事会では脱いでる方もいらっしゃいました。
セットアップ ワンピーススーツ
晋山式では何をするの?
参列者は基本的に座って見ているだけになります。
祝辞を述べる方には事前に依頼が来ます。
受付、お手伝いが必要な場合は、事前に要請が入っているはずですが、仮に、当日人手が足りなく、何かの依頼があった場合は快く引き受けて差し上げて下さい。
受付担当の子供の世話を頼まれている方もいました。
晋山式の出席確認の返信の仕方は?
これも結婚式の招待状に返信をするのと同じです。
慶事ですので「このたびはおめでとうございます。謹んで列席させていただきます」
などと書き添えて返信するのが良いでしょう。
また、宛名の敬称を迷われるかもしれません。
寺院も団体ですので、「〇〇寺 御中」が妥当です。
「〇〇寺 ▲▲住職様」でも良いでしょう。
参列しない場合の返信例としては、
「このたびはおめでとうございます。お招きいただき御礼申し上げます。
当日やむを得ない事情により都合がつかず、誠に申し訳ございませんが欠礼をさせて頂きます」
など、お祝いの言葉とやむなく欠席の旨を伝え、祝儀を送るのが良いでしょう。
その場合、1万円程度が良いでしょう。
なぜなら、欠席の場合でも就任挨拶上を添えた祈念品が贈られることが多いからです。
もちろん、可能なら持参をするのがベストです。
まとめ
住職の交代、晋山式自体がそうあることではありませんから、わからなくて当然ですし、不安になりますよね。
ただ、お招きいただけるのは光栄なことですし、なかなか経験できることでもないので、時間の都合がつく様でしたら参列されるのも良いかと思います。
私の経験が役に立てば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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