修正会の意味とは?喪中でも参加できる?お礼はお布施を渡す?

お寺さんが代替わりし、新年の修正会の案内を下さるようになりました。
今まで、修正会という言葉も知らなかったのですが、良いきっかけをいただいたので、それからは出来る限り出席するようにしています。

周囲に「修正会」に参加してきたと話してもご存知ない方も実際多いです。

そこで今回は、
・修正会とは?どんな意味があるの?何をするの?
・喪中でも参加できるのか?
・お礼としてお布施を渡す必要があるのか?

こんな疑問を説明していきたいと思います。

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修正会とは?参加する意味は?

まず、「修正会」は「しゅしょうえ」と読みます。

お寺さんというと、悲しみ事がある時に伺う場所というイメージがありますが、全ての行事が悲しみ事だけではありません。

「修正会」は、正月、基本的には元旦から5日(地域や寺院により7日ごろまで)に執り行われる仏教行事のことで、過ぎた年を反省し、新年に向けて間違いのない日々を生きることを誓いあう儀式です。

この儀式は個人の願いをとなえる場ではありません。
「天下大安」「万民快楽」など、国家平和を願い、
「風雨順時」「五穀成熟」など農作物のことを想い、
よい年にするためにはどうすれば良いかを考え、
今年一年の生き方を誓う儀式なのです。

それゆえに、修正会は一年を通しても最も重要な儀式のひとつとも言われています。

私が参加している寺院では、はじめに読経が行われます。
その後に住職の挨拶、そしてありがたい法話を聞くという流れです。
修正会に参加する意味をそれぞれ心に刻むことができます。
時間にすると一時間くらいです。

修正会のお礼はお布施でいいの?

お祝い

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生き方を考えさせる仏の教えに対してのお礼は「お布施」としても間違いではないですが、
修正会は、新年を祝い、その年の生き方を誓う場ですので「お祝い」の方が適当です。
よって、
祝儀袋は紅白の花結びを使います。
表書きは「御祝」「御年賀」「御年始」が良いです。
金額は1万円程度を包みましょう。

渡すタイミングは、会場で他の参詣者が供えている場所に同じようにお供えするか、住職に直接渡します。

お寺によっては、お供えされ、祈願されたお札を分けたりするところもある様ですが、私のお寺では御守りと牛玉杖(ごおうつえ)が配られます。

※牛玉杖とは一年の息災を祈念した魔除けの杖です。

修正会は喪中でも参加できるの?

修正会

身内に不幸があった、喪中の1年間は基本的には慶事を慎む期間と言われています。
しかし、私のお寺の住職は「初詣には行けないと思われている方でも修正会には参加して頂けますよ」とおっしゃっています。

修正会は平和や豊作を願うとともに、その喜びと感謝の気持ちをお互いに確認しあう場でもあるから、喪に服し、慶事を慎む期間と分けて考えても良いのかもしれませんね。

ただ、修正会への参加は強制ではありませんので、ご自身のお気持ちや、ご家庭の慣習、
ご不幸があった時期などを考慮して参加されるかどうかをお決めになると良いかと思います。

まとめ

修正会、一般的にはあまり耳にしない言葉ですね。
しかし、意味を知ると大変重要な儀式で意義があることが分かりますね。

まとめると、

・修正会とは平和や農作物の豊作を祈り、今年一年の生き方を誓う儀式のこと。

・「御祝」として1万円程度を包む。

・喪中でも参加できる。

属しているお寺さんがなくても、一般の人でも修正会に参加できますので、各寺院に問い合わせをされて足をお運びになるのもよろしいかと思います。
その際はしっかり寒さ対策をなさってお出かけ下さいね。
(結構寒いですよ!)

お読みいただきありがとうございました。

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