熨斗のし御年始と御年賀の違い 目上の方やビジネスでの挨拶のポイント

お正月のご挨拶に伺う際に、菓子折りなどに
熨斗(のし)をつける方も多いと思います。

会社でいただいたものをよく見てみると
「御年賀」と「御年始」の2種類あることに気づきました。

同じ用途の品だし、いただいた時期も同じです。

お年賀とお年始の違いと、年始の挨拶のポイントご紹介します。

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熨斗(のし)御年始と御年賀の違い

「お年始」とは、正月にご挨拶する行為をさします。
そして、「お年賀」とは、挨拶の際に贈る品物のことを指します。

お正月に年賀状を出す方が多いですが、
これは、「お年始」=ご挨拶に行けない代わりに、
手紙でご挨拶品として書=物を贈るという意味なので
「年賀」状と呼ぶのです。

つまり、「お年始」と書いた品物を時々見ますが、
正式には正しくない間違った使われ方ということになります。

お年始の時期はいつからいつまでか

「御年始」と「御年賀」の違いがご理解いただけたと思います。

では、「お年始」の時期とは、
いつからいつまでを指すのでしょうか。

基本は1月1日から1月3日までですが、
最近は1月1日~1月7日(松の内)までよしとされています。

企業で年始の挨拶周りもありますね。
たいてい仕事始めが1月4日ごろ~という企業が多いですので、
仕事始め日~15日(小正月)まで良しとされています。
ただし、遅ければ遅い程、「後回しにされている」という印象
を与えてしまいますので、スケジュールの許す限り、
早めの訪問が良いでしょう。

お年始の挨拶の仕方

「お年始」は年始のご挨拶という意味の他に、
年の始めを喜ぶ、という2つの意味を持っていますので、
伺った際は新年を祝う挨拶をしましょう。

プライベートでの目上の方への挨拶と、
ビジネスの場での挨拶の例をご紹介しておきます。

目上の方へのご挨拶例

明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

御年賀は、
「こちら、新年のご挨拶です」
と渡せば良いでしょう。

ビジネスの場でのご挨拶例

明けましておめでとうございます。
年頭の御挨拶に参りました。

昨年中は皆様に大変お世話になり誠にありがとうございました。
本年も〇〇社をご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

カレンダーやタオルなどを渡す企業も多いですね。
「こちら、新年のご挨拶の印です。宜しければお納め下さい」
と渡せば良いでしょう。

大切なポイントとして、
年始の挨拶回りは「挨拶だけ」にしておく。
これが基本です。
早速に営業活動などをしたくなるかもしれませんが、
「お年始」は新年の挨拶をする場面です。
仕事の話は、先方が希望する場合のみ行いましょう。

訪問先の相手が不在の場合

名刺に
「お年始ご挨拶に伺いました」または「お年始ご挨拶」
などと記載して他の方に預けたり、置いて帰るのが良いでしょう。
(赤字であればより良いです)

上の項目でも書きましたが、
早々にご挨拶に来るた=大事な相手だとみなされている
という好印象を残せますので、相手の方が不在の場合でも、
あなたの行動を印象付けることができます。

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まとめ

「御年始」と「御年賀」の違いがお分かりになったかと思います。

年始の挨拶は、できれば1月7日(松の内)までに行いたいものです。
ビジネスの場合は15日(小正月)までギリギリ大丈夫ですが
早い程、信頼度が増しますのでスケジュールが許す限り早めをおすすめします。

一年の事始め「御年始」を気持ちよくしていきたいですね^^

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