来客があった時、部屋に招き入れるべきか迷う時ありますよね。
私の祖父は正に昔気質の人間だったので、アポなしで家に来てくれた人をリビングに通さずに玄関先で帰してしまったのを見て、「中に入ってもらわなかったのか?なんて失礼な応対をしたんだ!」と怒った事があります。
現代の、来客時に失礼のない応対、整理しておきましょう。
来客をリビングに通さないで玄関先の対応は失礼?
以前から約束していたならまだしも、急な訪問だったりすると特に悩みますね。
わざわざ来てくれたし、、、と。
でも、お客様が来て下さったからと言って、必ず家の中にあがってもらわなければならない、という事はありませんので、無理に家の中まで招き入れる必要はありません。
玄関先での対応で大丈夫です。
常識のある訪問者でしたら、基本的にアポ無しで訪問という事もないですが、わざわざ事前に連絡して待たせたり、気を遣わせたりしたら申し訳ないな、という理由で事前に連絡をくれずに来て下さる方もいますね。
そういう気遣いができる方でしたら、「逆に自分でも、突然訪問してきた人を家の中に上げるのは嫌だな」と分かっているので、変に気を遣う必要はありません。
そこはあなたのご自宅であって、訪問客があなたの家のやり方に合わせてもらって良いのです。
来客を玄関先で対応する場合ドアは閉める?どちらが押さえる?
お客様を玄関先で対応する場合、3つのパターンがあります。
1. ドアを半開きで対応する
2. 自分がドアの外に出て対応する(ドアを閉める)
3. ドアの中に招き入れて対応する
ドアを半開きの状態で対応
玄関先で対応する場合、基本的には、ドアを半開きの状態で問題ありません。
我が家も、知人がお土産を持ってきてくれたり、見積書を持って来てくれた場面でも、ドアを半開きの状態で対応します。あらかじめ約束をしていない場合の来客は、それ程長い用事ではないケースが多いと思いますので、中に入れなくても全く問題ありません。
社交辞令のつもりで「良かったら中でお茶でも飲んでいきますか?」と言ったら、長時間お帰りにならなくて困った経験があります^^;
自分が嫌なら社交辞令など必要ありません。
中に入ってもらわないと失礼かな?と悩まずに、ご自分の意志で決めて全く問題ありません。
ドアは誰が支えるのか?
お客様が来て、ドアを半開きの状態で対応する時、ドアはどちらがドアを押さえているべきなのでしょうか?
答えは、住人が支えて対応しましょう。
そこに住んでいるのは、住人=あなたです。
そのお客様が来た時にドアを開けるか閉めるかも、決定権は住人にあるのです。
そして、そのドアの所有者も、あなたです。
余談ですが、昔は、新聞の勧誘員がドアをがっちり押さえて閉めさせてくれなかったという時代もありました。怖いですね、、、
自分がドアの外に出て対応する(ドアを閉める)
自分がドアの外に出て対応する(ドアを閉める)、というケースもあるかもしれません。
お客様になんか失礼かな?と思うかもしれませんが、理由があれば問題ありません。
知人は、来客時にはこの方法を取るそうです。
猫が脱走しないか心配、部屋の臭いが気になるという理由だからです。
ただ、自分も外に出るこのパターンは「絶対に家に入れない!」と拒否している様に思われてしまう可能性もあるかもしれませんので、笑顔で対応する、なぜドアを閉めるのかという理由を話しておくと今後のお付き合いもスムーズですよ^^
あと、玄関先の話し声は自分たちが考えているより、案外ご近所に響きますので声のトーンや内容に気をつけましょう。
ドアの中に招き入れて玄関先で対応する
訪問すると、「早くドア閉めて入って!」と言う方がいます。
こちらはドアの中まで入ろうなんて思っていなかったので驚くのですが、
虫が入るのが嫌、猫が脱走するのを防ぐ為、隙間風が入って寒い、天気が悪い、
という理由の方が多かったです。
あとは、何かの契約更新手続きや、ご近所にあまり聞かれたくない内容の話でしたら、ドアを閉めて対応すると良いかもしれません。
まれに、保険や某多チャンネル会社の営業マンが「ゆっくりお話ししたいので玄関先での説明は遠慮させてもらいます。訪問時は室内でのお時間をいただきたいです」と指定してくる時があります。
そういうものなのかと気を使って、嫌々ながらも部屋に通す必要はありません。
ゆっくり営業したいのは先方の都合です。
良識ある営業マンは自分から玄関先で良いと言ってきます。押印したり署名をするのは玄関先でも可能なはずです。
来客時 玄関の臭いが気になる場合の対策
玄関を閉めて住人が外に出て対応するケースの理由に「部屋の臭いが気になる」というものがあります。
この気持ちは非常に分かります。
その家特有の臭いというものがありますが、
玄関で気になる臭いと言えば、下駄箱が多いに関係しています。
下駄箱の臭いが気になる対策
一日履いた靴は、帰宅後すぐに下駄箱にしまわずに、1日以上乾燥させましょう。
湿気の残った靴をそのまましまい込むと、カビが生えたり、バクテリアが繁殖します。それを放っておくと嫌な臭いの原因になります。
そして、天気の良い日に日陰で干しましょう。
これだけでもずいぶん違ってくるはずです。
靴の中に新聞紙を丸めて入れておくと湿気を取ってくれます。
我が家は新聞を取っていないので、これを使っています。簡単に詰められる&捨てられるので便利です。
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芳香剤を使う
玄関は、その家の第一印象を決める場でもあるので、お客様に不快な印象を持たれたくないですよね。
臭い物には蓋をする、というやり方は賛成しませんが、靴と下駄箱をキレイに消臭してから、ふんわり香る上品な香りの物を置けば、突然の来客にも自信が持てそうです。
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まとめ
急な来客時など「どうしよう、散らかっているから部屋には上げられない!」と慌ててしまう事ありますよね。
でも、昔の様に、来客はリビングまで迎え入れないと失礼、なんていう事はありません。
現代は、保険の契約を交わす場であっても、玄関先での対応も一般的になっています。
書類が膨大で玄関先では扱い辛い、こみいった話になりそうだ等、ご自身がリビングに招き入れた方がスムーズに物事が進むと考えた場合のみ招き入れれば良いでしょう。
あなたご自身の家ですので、家には決して入れない、ドアを開けたまま、ドアを閉めた玄関まで、とご自身の判断で決めて全く問題ありません。
参考にしていただければ幸いです。