40代になってから、口臭が気になるという女性が増えています。
いつも通り歯磨きはきちんとしているのに何故なのでしょうか?
口臭があるか自分で判断する方法はあるのでしょうか?
40代になって口臭が気になりはじめた原因と、
どんなことに気をつければ良いのか対策をお伝えします。
口臭が気になる40代女性が増えている原因
40代になって口臭が気になり始めた方は、同時に
口の中が乾く、口の中がネバネバする等の不調も感じている方が多い様です。
この様な場合、年齢的にみると
口の中が乾く「ドライマウス」になっている可能性があります。
ドライマウスは更年期を迎える40代になると増える症状です。
女性は40代を過ぎるとホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌が低下するので、皮膚や粘膜などが乾燥しやすくなっていますが、実は同じ様に口の中も乾燥してくる為、この様な症状が起きるのです。
では、ドライマウスになるとなぜ口臭が起きるのでしょうか?
その理由は、唾液が減ることで雑菌が繁殖しやすくなるからです。
唾液には、抗菌作用や消化作用、食べかすや歯垢を洗い流す自浄作用を持っていますが、唾液量が少なくなっていると、これらの働きが低下し、雑菌が口の中の汚れを餌にして繁殖してしまうのです。
その結果、口臭の原因になる悪臭成分がたくさんできてしまうというわけなのです。
口臭が有るか自分で分かる方法
口臭があっても周囲の人は指摘し辛いことですので、臭っていないか余計に気になりますよね。
口臭があるのかどうか、自分で確かめる方法があります。
舌の色をチェックしてみましょう。
健康な人の舌はピンク色ですが、舌の表面が白っぽいと口臭が出やすい状態になっています。
この白いものは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる汚れで、
口の中のはがれた粘膜や細菌の死骸、食べかすが付着したものなのです。
上の項目でご説明したとおり、唾液は食べかすや歯垢を洗い流す自浄作用があるのですが
口の中が乾燥しているドライマウスの人は、唾液が少ないことで汚れが洗い流せず、蓄積
してしまって口臭となっているのです。
鏡で舌をチェックして舌苔がある場合は、舌磨きをするのも一案です。
舌の粘膜は繊細ですので、傷付けない様に舌磨き専用の柔らかいブラシを使うのが良いでしょう。
ドライマウスの口臭を改善する方法4選
唾液をしっかり分泌させるのが大きなポイントになります。
日常生活では4つのポイントを心掛けましょう。
良く噛む
しっかり噛むことで唾液の分泌量が増えます。
ガムを噛むにも口臭を和らげながら唾液を増やせるのでおすすめです。
リラックスする時間を作る
ドライマウスは現代病とも言われています。その背景には、
ストレスが多い現代の環境で交感神経が優位になるので、
唾液の分泌量が低下するのです。
ご自分なりのリラックス方法を見つけ、リラックスする時間を作って
あげましょう。キャンディーを舐めて気分転換するのも口臭予防効果にもなり
おすすめです。
生活のリズムを整える
食事や睡眠時間が不規則になると、自律神経が乱れてしまいます。
この状態も唾液の分泌を妨げている原因になります。
口のマッサージなどで口を動かす
舌の先で上下の歯茎の表・裏側に触れてみたり、口の中で舌をぐるぐると
回してみたりしましょう。
唾液腺が刺激され唾液力がアップします。
口を大きく動かして「あ」「い」「う」「え」「お」と発音するのも良いです。
口周りの血行が良くなり、唾液の分泌が促されます。
まとめ
口臭はなかなか指摘しづらいものですので、自分も臭っていないかとても気になりますよね。
ドライマウスが原因の口臭は、日常生活で意識して唾液を増やすことで改善が期待できますので、ご紹介した口のマッサージやストレッチなどを行っていきましょう。
メイクをしながら、家事の合間、お風呂の中などの「ながら時間」を利用して習慣にしてしまうのも良いですね。
お読みいただきありがとうございました。