初心者でも無農薬野菜が作りたいならレンタル畑でイチから学んでしまおう!

同僚が「野菜たくさん出来ちゃったから良かったら食べて」と、
自分で作ったじゃがいもや、キュウリを時々持ってきてくれるんです。

私も自分で作ってみたいな~と思って、自治体がやっている市民農園
の募集要項を見たりしたのですが、
機材とか一から揃えなくちゃならないし、
農業の知識なんて全くないし、私にはやっぱり無理かなぁ、、、

と諦めていたんです。

ところが、最近はカーシェアならぬ、畑シェア「畑のレンタル」というサービスがあって、初心者でも手ぶらで気軽に始められるサービスががあると教えてもらいました。

すごく興味がわいたので見学に行ってきました。
感想と市民農園との違いなどをご紹介します。

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畑のレンタルサービスとは

2017年12月に、テレビ東京の「カンブリア宮殿」でも、この、畑シェア「畑のレンタルサービス」が紹介されています。

都市に住む人でも、もっと気軽に野菜作りを楽しんで欲しい、土に触れて欲しい、採れたて野菜の美味しさを知って欲しい、という思いでシェア畑は作られたそうです。

確かに、家族みんなで土・自然に触れ合い、そして美味しく食べることまで出来たら、それはとっても素敵なことですよね!

すでに首都圏を中心に約70農園もあるそうです。(全国に続々オープン中)

全国70農園展開中!【シェア畑】

youtube見ただけでワクワクしてきたんですが、私は野菜作りの知識は全くありません。
こんな私でも本当に野菜を作れ、収穫まで出来るのか不安が残ります。。

シェア畑 無料見学してきました

考えていても仕方がない、
百聞は一見に如かずだ!

と、2月初旬、雪がまだ残っている頃にシェア畑に見学に行きました。

見学はもちろん無料です。

シェア畑には、栽培経験が豊富な菜園アドバイザーという方達がほぼ毎日駐在していて、分からない事はなんでも教えてくれます。

私が訪問した時は、60代くらいの男性の菜園アドバイザーが、畑を一緒に回りながら丁寧に説明して下さいました。

ただ、不在の時間もあるそうなので、見学希望の場合は予約をしてからお出かけ下さいね。

菜園アドバイザーが教えてくれる【シェア畑】

雪解け後なのでぬかるんでいますが、お手入れもされていて畑はとてもキレイです。

季節ごとに種や苗を用意してもらえます

この畑ではイチゴを育てています

こちらはキャベツです。

白菜を育てている方もいらっしゃいました。

年間で20種類ほどの野菜を栽培し、1年間通して収穫できるそうです!

トマト、きゅうり、ピーマンなどなど、特に夏は食べきれない程採れるそうですよ♪

わぁ、私も同僚の様に配ったりできるかな~とワクワクしてしまいました^^

この写真にある様な防虫ネットや寒さ避けのビニール、支柱などもシェア畑で用意してくれます

自分でホームセンター行って1つ1つ購入したりするのは大変だから助かりますね。

サイズを測ったり、細々としたものを揃えるのは意外にお金もかかります。

シェア畑は手ぶらでOK

農具も全て用意されています。

鍬やスコップ、剪定バサミなど自由に使う事ができます。

水道も完備です。
農具や靴の泥落とし、手洗いも気軽にできますね。

休憩スペースもあります。

季節ごとにカレーや鍋、芋煮などのイベントもするそうです。

思った以上に至れり尽くせりで、本当に手ぶらで、ぷらっと行けるなと思いました。

何か自分で用意するものありますか?と聞いたら、

「強いて言えば、軍手くらいかな。必要であればね」と言っていました。
その軍手も、自分の畑の敷地内に置いておけるので毎回持参する必要は無いそうです!

初心者でも無農薬の野菜が作れます

何より私が魅力に感じたのは、無農薬の野菜を作れる、という事です。

シェア畑では殺虫剤や化学農薬は一切使わないで野菜を栽培します。化学農薬や化学肥料の代わりに、牛糞・鶏糞たい肥、油かすなどの有機質肥料をバランスよく使用して育てるのです。

牛堆肥

鶏糞

油粕

えぇ!?堆肥??、臭いがすごそう、、、と蓋を開けるの怖かったんですが、どの肥料も全く臭くない様に処理されているんです。
ほっとしました^^

シェア畑は、お子様と一緒に栽培を楽しむ方も多いそうなので、殺虫剤を使わない、無農薬栽培というのは本当に安心ですね。

それに!

無農薬野菜を育てるのって、虫が付いたり、雑草が沢山生えてきたり、本当~に大変だと聞きます。

それゆえに、初心者が自分で挑戦した場合は、ほぼ挫折してしまうそうですが、シェア畑は、農薬を使わないで防虫をする策などきちんと考えられていて、誰一人として挫折しないそうです。
これはとっても心強いですね!

そして、安心・安全な野菜なので、収穫したものをその場で食べる事もできちゃいます!

見学中に、アドバイザーの方が小松菜を試食させてくれました^^
とっても美味しかったです。

見学の帰りにもお土産をいただいちゃいました。
シェア畑で採れた赤大根です。

中身も外側と同じ綺麗な赤をしています。サラダで生でいただいたのですが、柔らかいけどパリッとした食感で歯ごたえがとても良かったです。

本当に美味しくて、オリーブオイルと塩だけで山盛り食べてしまいました 笑

スーパーなどで販売されている野菜は、市場や卸などを通ってくるので、収穫して3~4日たってから届くと言われています。
そういう野菜に比べ、収穫したものをすぐに食べられるなんて、これ以上ない鮮度なので、やっぱり最高だな~と思いました。

野菜作り初心者が不安に思った事

農具もネット類も全て用意してくれるので、手ぶらでOKなのは安心ですが、やはり、それでも栽培経験が無い事が不安だと伝えました。すると、

初めに初心者向けの講習会があるそうです。その後も定期的に講習会はあるし、テキストや資料も配られる、いつでも菜園アドバイザーに何でも聞けるとの事なのでとても心強く感じました。

あと、もう1つ心配事が。

頻繁には来れないという事です。

これも、多くの方は1週間に1回程度の来訪だそうです。
アドバイザーは24時間駐在しているわけではないですが、畑自体はいつでも入れるので、都合の良い時に来れば大丈夫だよ、と言っていただきました。
これなら不規則な勤務体制の方でも大丈夫ですね。

あと、私は家族と休みが一緒というわけではないんです。
至れり尽くせりのサポート体制があるのは分かったけれど、
一人で始めるのはやっぱり不安、、、と伝えたところ、

お友達やご近所さん等、複数世帯で1つの畑を借りてもOKだそうです。
実際そういう方も多いそうですよ。
これも嬉しいポイントですね!

ちなみに、お友達と一緒に始めた方も、だんだん楽しくなってきて、自分専用の畑を持ってしまう方がほとんどだそうです 笑

市民農園とシェア畑の違い


多くの町には、自治体が運営する市民農園という場所があります。
このシェア畑と比べると、費用は市民農園の方が安いと思います。

しかし、市民農園のデメリットは、

農具、資材、苗、水など全てを自分でイチから揃えていかなければならないという点です。

また、アドバイザーという立場の方はいないので、

困った事があっても栽培の相談はできません
本を購入したり、見よう見真似でやってみることになるので、
必ずしも毎回収穫できるという保証はありません

また、自分が無農薬で育てたとしても、

隣の方が殺虫剤や化学農薬を使ったら、当然自分の畑にも飛散して来るでしょう。
農薬は禁止されているものではないので、私の隣の畑で農薬は使うな!と言うことはできません。

シェア畑のデメリットは、市民農園に比べて費用が高い、という事だと思います。

まとめ

見学をさせてもらって感じた事は、私の様に野菜の栽培経験の無い人は、

シェア畑のサービスを利用して1から教えてもらって経験を積んでから、安価な市民農園に移る。

という流れが、結局は遠回りにならずに確実に野菜作りの技術も身につくし、長く楽しんでいけるのではないかなと感じました。

万が一、そのシーズンで失敗したらパーになってしまいますからね^^;

急がば回れ、というイメージでしょうか。

シェア畑は全国に約70箇所あります。(続々拡大中)

無料で見学が出来ますので、無農薬野菜作りに興味がある方は、お近くのシェア畑を探してみて下さい。

お子様と一緒に行ってみるのも楽しいと思いますよ!

みんなで育てて、みんなで食べる【シェア畑】

菜園アドバイザーがいない時間もありますので、見学は予約をして訪問する事をオススメします^^



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