家で淹れた紅茶を水筒に入れて外出先で飲もうとしたら、非常にまずくて飲めなかったことがあります。
色も濃くなっていました。
こうなってしまった原因はどういうことなのでしょうか?
外出先でも温かく、美味しく紅茶を飲める方法はあるのでしょうか?
今回はこの疑問を解消していきます。
紅茶を持ち歩くと味がまずくなる理由
紅茶に限らず、お茶は酸化しやすい特徴を持っています。
特に、魔法瓶などの水筒に長時間お茶を入れておくと、その「保温熱」により、お茶の酸化が促進されてしまうのです。
酸味が進んだお茶は非常に渋い味になってしまい、飲めたものではありません。
色も濃くなってしまいます。
一方、市販のペットボトルの紅茶は水筒に入れて持ち運んでも味や色が変わりません。
これは、酸化防止剤(ビタミンC)が入っているからなのです。
外出先でも紅茶を美味しく飲める4つの方法
残念ながら、ホットの紅茶は持ち運びには適していません。
これは、保存容器の種類を変えても変わることではありません。
しかし、外出先で自分で淹れた紅茶が飲みたい場合もありますよね。
外出先でも美味しく飲める方法を4つご紹介します。
冷たい紅茶とお湯を持って行く
水筒を2本持参します。
①いつもの2倍の濃度で淹れ、一気に冷やした紅茶。
②熱湯を入れたもの。
飲みたい時に、①を②の熱湯で割ってみて下さい。
淹れたての様な美味しい紅茶を楽しむことができます。
この方法がイチオシです。
砂糖や牛乳を入れておく
ストレートの紅茶は酸化の進みが早く不味くなってしまいますが、砂糖や牛乳を入れておけば、味の変化が少ないです。
砂糖を入れた紅茶よりも、牛乳を入れたミルクティーの方がさらに長時間、美味しく飲めます。
牛乳を持ち歩いて大丈夫なの!?
と心配になるかもしれませんが、8時間程度は問題ありません。
この位の時間の幅があれば、持ち歩いて職場や外出先で飲むのに支障がないですね。
お湯を持ち歩く
魔法瓶など、保温性のある容器で熱湯を持ち歩きましょう。
飲みたい直前に、ティーバッグを入れて紅茶を作れば、できたての紅茶を飲むことができます。
ティーバッグの量の目安は、1Lなら1~2個入れます。
家で飲む時より2倍程度の時間、3~5分程置いておきましょう。
(家でティーカップを使う場合は水量も少量ですので、ティーバッグを入れておく時間を2倍程度にします)
レンジやお湯が使える場合
職場などで、レンジやお湯を使わせてもらえる環境なら、こういうった方法もあります。
「冷ました紅茶」を持って行き、会社でマグカップに移して温めてみて下さい。
ここでポイントなのが「冷たい紅茶」を持っていく、ということです。
温かい紅茶を魔法瓶などに入れて持っていくと、酸化が進み不味くなってしまいます。色も濃くなってしまいます。
お湯を使わせてもらえる環境なら、上記で一番始めにご紹介した、ボトルを2本持ち歩く必要もありません。2倍の濃度で淹れ、一気に冷やした紅茶だけを持参し、熱湯で割って飲みましょう。
まとめ
職場や外出先などで、ホッとしたい時ほど美味しい紅茶が飲みたくなりますよね。
残念ながら、温かい紅茶は水筒で持ち歩くのは向いていない飲み物ですが、上記でご紹介した方法で、美味しく飲めますので是非試してみて下さいね。
お読みいただきありがとうございました。
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