紅茶カフェインが勉強の眠気覚ましに効かない2つの理由とコーヒーと煎茶との比較

勉強や仕事中の眠気覚ましに紅茶を飲む方も多いと思います。
確かに、コーヒーより紅茶の方がカフェインが多いと聞きますが、「ちっとも眠気に効かないよ~」と言う方も多いですね。

紅茶のカフェインは眠気覚ましに効かないのでしょうか?

紅茶のカフェインはどのくらいの時間で効いてくるのでしょうか?
何時間くらい有効なのでしょうか?
また、コーヒーや煎茶の方が紅茶よりカフェインが多いのでしょうか?

今回はこの疑問を解消していきます。

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紅茶のカフェインは眠気覚ましに効かない2つの理由

「紅茶飲んだのにカフェインが効かない」という声をよく聞きます。
紅茶のカフェインは眠気覚ましに効かないのでしょうか?

カフェインは覚醒作用があるので、眠気覚ましに効くというのは事実です。
ところが、少量のカフェインを飲んで効く人もいれば、どれだけ飲んでも全く効かないという人まで効果は様々なのも事実です。

体質による違い

もし、あなたが紅茶を飲んでも全く眠気覚ましにならない、というタイプの場合、
カフェインに強い体質である、ということなのです。
これは生まれ持った体質だったり、カフェインを日常的に飲んでいるので体がそのカフェイン量に慣れてしまっているのです。

タンニンの働きによる影響

お茶に含まれているのカフェインは、成分中のタンニンという物質に非常に強く結合し
、カフェインの効果が弱まってしまうのです。
そのため、たとえばコーヒーなどで紅茶と同じ量のカフェインを取ったとしても、紅茶のカフェインの効果は実際はコーヒーより弱まっているのです。

それなら、紅茶よりもっとカフェインが多い飲み物を知りたい!
と思うかもしれませんね。
次の項で、コーヒー、煎茶、紅茶のカフェイン量を比較していきます。

コーヒー 紅茶 煎茶のカフェイン含有量を比較

コーヒー豆、紅茶の葉、煎茶の葉に含まれているカフェインの量を比較してみましょう。

コーヒー豆:1.5%程度
紅茶の葉:3~4%
煎茶:2%程度

紅茶>煎茶>コーヒー
の順でカフェイン量が多いことが分かります。

やっぱり巷で言われている様に紅茶はカフェインが一番多いんだ!と思いますね。

ところが、ここからがポイントです!!

カップ1杯あたりに使用する量を見ていきましょう。

コーヒー:約10g
紅茶:約3g
煎茶:約5g

紅茶の葉のカフェインはコーヒー豆の2倍ありますが、1杯の飲料で使う量はコーヒーの3分の1、煎茶の2分の1なのです。

つまり、1杯あたりのカフェインの含有量は
コーヒー>煎茶>紅茶
となるのです。

もっと言うと、コーヒーと同じカフェイン量を紅茶で取るには単純計算で3倍の量を飲む必要があり、タンニンで効果が弱くなることを考えると、さらに多くの量が必要ということになります。

紅茶のカフェインが効き始める時間と継続時間

紅茶のカフェインで眠気覚ましをする場合、紅茶を摂取後、すぐに眠気覚ましの覚醒が期待できるわけではありません。
カフェインが効き始める血中濃度が最大になるのは、飲料して30分後と言われています。

また、効果は4~6時間程度で半分程度になっていきます。

眠れなくなるのが心配な方は、寝る時間の4~6時間前までにカフェインを摂取しておけば、
自然に体から代謝されますので安心です。

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まとめ

飲料にカフェインが含まれる量からすれば、眠気覚ましには紅茶よりコーヒーの方が効果があるということがお分かりいただけたかと思います。

ただし、紅茶のカフェインにその効果が無いというわけではありません。
人によりカフェインに強い、弱いという差がありますのでご自身の生活スタイルや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

お読みいただきありがとうございました。

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