一般的にダシと言えばかつお節や昆布などで取る「出汁」ですよね。
ところが山形には、キュウリやなす等で作られた漬物の様なものを「山形のだし」と呼んでいます。どこのお宅にも常備されているくらい馴染みの深いものだそうです。
一体、この独特な「山形のだし」、意味や由来はどこからきたのでしょうか?
また、この「山形のだし」は便秘やダイエットにも効果があるとも言われています。
一方、味がまずいのではないか?という噂もあります。
ここで「山形のだし」の疑問を解決しちゃいましょう。
山形だしの意味や由来は?
農林水産省のwebサイトには地域の食材を使った料理を紹介するコーナーがあり、
山形名物として「山形のだし」を紹介していますが、
「山形のだし」の発祥や由来は、はっきりとした文献もなく
正確なことが分かっていない、と書かれていました。
それ故に、「山形のだし」の意味・由来は諸説あります。
・だし汁をかけたように旨くなるから「だし」というようになった。
・何に入れても、何にトッピングしても美味しいし、料理の味を引き立たせるし、「昆布・かつお出汁」と同じように出汁として使えるから。
・山形の方言で「山形です」という発音が、「山形だし(す)」となってしまうから。(これはちょっと失礼な気もしますが、、、)
どれも納得できる様な気がしますね^^
山形のだしは便秘やダイエットに効果ある?
「山形のだし」は便秘やダイエットにも効果的と言われています。
「山形のだし」の材料は主に、きゅうり、なす、昆布、オクラ、生姜、めかぶ、酢などを使うことが多いです(家庭により異なるので決まりはありません)。
例えば、オクラのぬめり成分は、整腸作用があったり、
みょうが、めかぶには食物繊維などがたっぷり含まれているので便秘解消に効果的なんです。
また、
生姜は代謝力を高め、脂肪を燃焼させるし、
お酢には脂肪の吸収を抑える作用と脂肪の燃焼を促す作用があります。
この様に、食物繊維やビタミン、ミネラルがとっても豊富な材料ばかり使うので、「山形のだし」は便秘解消、ダイエットに効果的と言えるのです。
山形のだしはまずい?
山形のだしは、便秘にもダイエットにも効果的ということが分かりましたが、
「山形だしはまずい」という噂もあります。
本当のところどうなのでしょうか?
結論から言うと、
とっても美味しいです!!
一度食べたらくせになる!!
という方が多いです。
まさに、どんな料理にも合う、万能な「だし」と言えます。
・冷や奴にかける。
・納豆に混ぜる。
・ご飯に乗せて。
・そうめんにも。
・しゃぶしゃぶのたれにも。
不思議な位、どの料理にも合うんです!
「山形のだし」の作り方を習ってきましたのでご紹介しておきますね。
すっごく簡単ですよ。
山形のだし 作りやすい分量
・きゅうり 1本
・なす 1/2本
・みょうが 1個
・生姜 2かけ(20gくらい)
・大葉 5枚
・昆布 3g
★醤油 大さじ3
★みりん 小さじ2
★酢 大さじ1/2
★砂糖 小さじ1
お好みで胡麻、かつお節を入れても美味しいです。
山形のだし 作り方
①材料を細かく刻む。(生姜は2〜3mm角、それ以外は4〜5mm角)昆布は、はさみで細かく切る。
②全てジップロックに入れる。
③★の調味料を合わせて①に入れる。
④少し揉み込んでおく。以上!
2〜3日で食べ切って下さいね。
まとめ
「山形のだし」についてお分かりいただけたでしょうか?
全国に広めるきっかけを作ったのは、山形県在住のアメリカ人タレントのダニエル・カールさんが、NHKの料理番組で「すっごく美味しい郷土料理」と紹介したことから知られる様になったんだそうです。
健康にも良いし、本当に美味しいので是非試してみて下さいね。
お読みいただきありがとうございました。
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